ついに次世代機であるPS5とXbox Series Xが発売されました。幸運にも私はPS5だけAmazonで予約できたので、1週間ほど色々なタイトルを遊んでみました。その感想を書きたいと思います。
ちなみに良く周りから「ゲーム開発の人は簡単に最新ゲーム機が手に入って羨ましい」的な声を聞きますが、そんな事は全く無く、むしろ仕事に関わるので手に入れようと毎回必死に頑張ってます。今回はコロナの影響か台数も少なかったので、恐らくSIEの社員の方すらも社販なども無かったと思います。
さて、PS5を遊んで「凄い!」と思ったポイントは以下の3つです。
- 60fps
- ロード時間
- サウンド
その1.60fps
ロンチタイトルの殆どは画質設定が「綺麗」か「滑らか」が選べるようになっています。「綺麗」にするとレイトレーシングがONになったり、ポストエフェクトが綺麗になったりしますが30fpsです。「滑らか」にするとそれらがOFFになり画質は多少落ちるのですが、60fpsになります。
レイトレーシングがONになると窓や水たまりの映り込みが綺麗になるのですが、ゲーム中そんなに沢山映り込みは見ないので、言われれば気づくという感じです。
それに対し30fpsと60fpsの違いは明らかですし、デモンズソウルのようなシビアなゲームでは難易度にも影響があり、かつ目の疲れや酔いの軽減にもなるので長時間遊べちゃいます。60fpsの恩恵は大変素晴らしいですね。そんな訳で、今遊んでいるゲームは片っ端から「滑らか」に設定しています。
その2.ロード時間
例えばデモンズソウルですと、神殿から各エリアへの移動は3秒程度。霧に包まれてすぐという感覚なので「NOW LOADING」の表示すらありません。流石にファミコンやスーパーファミコンの頃ほど早くないですが、従来に比べると圧倒的に快適です。
ここまで早いとゲームデザインにも今後影響がありそうです。例えば今までは「オープンワールドはロードがないから快適」と言われてきましたが、これならロード挟んでも良いのでは?と思えますし、ロード時間中にTIPS表示も出来なくなりそうです。
PS5には「Tempest 3Dオーディオ」という3D音響処理エンジンが搭載されており、特にSIEのローンチタイトルではこの機能を効果的に使用しているため、臨場感が半端ないです。恐らく常時数十の環境音がGPUで3D計算され同時再生されているからだと思われます。
私はPS5推奨の「PULSE 3Dヘッドホン」ではなく普通の音楽用ヘッドホンで遊んでいますが、それでもスパイダーマンの街の喧騒やデモンズソウルの雨、風、呻きといった音はリアリティが凄く、鳥肌が立つほどです。今後のゲームは様々な環境音を大量に用意する必要がありそうです。
まとめ
個人的にPS5はマシンの性能を画質中心から「快適さ」や「没入感」中心に変わった様に感じます。これは画質が行き着いたとも取れますし、スマホゲームの影響も大きいと思います。本体は多少大きいもののファンの音などは殆どしませんし、ローンチながら素晴らしいハードだと思います。
残念ながらXbox Series XもPULSE 3Dヘッドホンもまだ買えておらず、かつ再販すらもアナウンスされてませんが、次はこれらを入手すべく頑張ります。