※parsecについては続報を書きました
会社がテレワークになってから1ヶ月近く経ちました。
最初はかなりバタバタしましたが、今は何とか安定して開発できる環境になりましたので、ちょっとご紹介したいと思います。
まず自宅のPCで守秘義務のあるデータを扱うわけにはいかないので、基本的にリモートソフトを使用して、自宅PCから会社PCを操作しています。
この手段であれば、自宅に持ち帰れないコンシューマ開発機もリモートで操作することが可能です。
このリモートソフトには「parsec」というゲーム/クリエイター向けソフトを使用してます(海外では有名なようです)
https://parsecgaming.com/
parsecの良いところは幾つかありますが、代表的なのは
- なめらかに動く
さすがゲーム/クリエイター向けだけあって、かなりのフレームレートが出ます。例えばリモートでyoutubeを再生しても違和感なく見れたりします。ゲームは動きが命なので大助かりですね。自宅PCに高性能のビデオカードが刺さっているとH.265デコードが使えるので更になめらかに動くようです
- コントローラーをサポートしている
一般的なリモートソフトはマウスとキーボードしかサポートしてませんが、このツールはコントローラーもサポートしています。ただし、会社のPCにコントローラーが刺さってると2コンとして認識されるので注意が必要です。
- サウンドが出る
- 管理コンソールがある
有償版は管理コンソールがあり、ユーザーの利用状況などが確認できます。ちなみにお値段は1人月3,000円です。
ただし、幾つか問題もありまして
- _と¥が入力できない
一部のキーが認識できません。上記もそうですが、他にも変換、無変換、Breakなども入力できません。特に_と¥はキツイのですが、keymillというソフトを使い、_をCTRL+/などに割り振ることで対処しています。
- マルチディスプレイ表示が出来ない
日頃モニター2枚で仕事してるので、なかなかに辛いです。ただ有償版にはディスプレイ切り替えがあるので、それで何とか頑張れます。
- 一部のダイアログが表示されない
例えばVisualStudioの検索/置換ダイアログが何故か表示されなかったりします。ただドッキングさせる事で解消したのでそのまま使用してます。
という感じで、問題はありつつも何とか解消できるのと、parsec以上に快適なソフトを知らないため頑張って使用しています。
ただ、parsecを使用してても流石にネットが重い時間はどうにもならなく、画面がブロックノイズまみれになったりします。(特に夕方頃)
その際は素直に諦めて、他のことをしてリフレッシュし、軽くなったら仕事を再開するようにしています。
また、Parsecが落ちたとかそういった緊急用にDesktopVPNという遅いけど信頼性の高いソフトも併用しています、問題が起きたらDesktopVPNで解決という感じで運用してます。
https://www.desktopvpn.net/
次にコミュニケーションソフトですが、元々MSTeamsを使用していたのですが、これがTV会議機能も非常に優秀でした。20人以下で使用できるプライベートTV会議、自由参加のチームTV会議の2つの機能があり、少人数での話は前者。全体会議は後者と使い分けて使用してます。もちろん他のTV会議システム同様他人のマイクOFFやバーチャル背景などもサポートしてます。
これらのツールを使うことで、何とかテレワークでもゲーム開発を続けられてます。とはいえ、コミュニケーションに何倍も労力が掛かるので、なかなか大変ですが。。。
それでも私達のような職種はテレワークが可能でなだけ幸せですので、何とか技術と経験で頑張りたいと思います。